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※ 今回のUAPACAA本棚は閉店いたしました。ご来店、お買い上げありがとうございました。次回企画、またイベントカレンダー等にてお知らせいたします❣️今日、最終日となっている、ウワパカ・パートナーズにとって2回目となるクラウドファンディング「アフリカ奥地の感染症対策|生薬事典を作り人々と野生動物を守りたい。」。無事に達成に至りましたが、この1週間、朝晩、新着情報の更新にいそしんでいたため、どんな文章の書き出しも「ページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの岡安です」とやってしまいそうになり、苦笑い…。当分は頭がこのプロジェクト中心に回ることになってしまいそうです。 さて、今回のクラウドファンディングの開始、そしてウワパカ・パートナーズが認定NPO法人格を無事に取得できました記念に、3月15日(明後日!)までの期間限定で、オンライン書店を開店しております。 その名も『UAPACAA本棚』 メニューの「ウワパカ徒然草」からもお入りいただけます。 代表理事の岡安が、執筆に関わった書籍を、絶版のものも含め大放出。ご購入代金は全額、活動費に充当させていただきます! 2回のクラウドファンディングの新着情報に、エピソードをご紹介しているコンゴ共和国孤児院長時代のエッセイもあります。よろしければお手に取って(書店のリンクをご覧になって)、ぜひこの機会にUAPACAA本棚からお買い上げを❣️ 今ならアフリカ布のしおり付き🔖 ※ 本棚は、3月16日に閉店いたしますので、お早めに。 ![]() 一つ前のブログでご案内した、Readyforのプラットフォームで1月から開始したクラウドファンディング「アフリカ奥地の感染症対策|生薬事典を作り人々と野生動物を守りたい。」ですが、おかげさまで昨日のお昼前に、支援募集期間を1日残して、ご寄附が目標金額の300万円に到達いたしました。多方面にわたる皆さまのご支援、まことにありがとうございました! そしてご寄附も、ネクストゴールへ向けて、増加中です。 2019年6月に実施した「野生動物と生きて30年。ゾウを密猟から守る車が廃車の危機に!」も、募集期間も短く手に汗握る展開で冷や冷やしたのですが、今回はそれに輪をかけての際どさで、昨日のお昼前に大口のご寄附が入って一気に達成した時には、「PCの前で呆然」どころか、PCの前で安心したあまり、しばし倒れておりました…。 プロジェクトの進捗を示すグラフが、Readyforのアカウントから見られるのですが、前回のものはこんな感じです。対して今回が右側。 いやはや、前回ですらReadyforの皆さんでも語り草になった怒涛の追い上げと聞きましたが、今回は…。
3月11日に決定打の大口のご寄附をいただいたことも大きいですが、前日の夜のドドドドドド〜〜〜っという93万円を超えるご寄附の”殺到”は、前回の1日の最大金額を凌ぎました!! いよいよ今夜23時が、記念すべき成立の刻です。皆さまと集まって祝杯をあげられないのが、重ね重ね残念ではありますが、その感染症問題を何とかしたいと立ち上げたプロジェクト。その分、アフリカの現地へ還元してまいります。 皆さまから寄せられた資金が、UAPACAAパートナーズに届く5月に向けて、始動準備を整えてまいります。プロジェクトの進捗は、適宜、メルマガ等でもご報告してまいります。どうぞこれからも、プロジェクトを見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。 昨年の今ごろはまだカメルーンで、写真にあるロベケ国立公園への旅をあれこれ計画していたとは、信じられない1年が過ぎました。寒中お見舞い申し上げます。皆さま、ご無事でお過ごしでしょうか?
UAPACAAパートナーズの事務所がある神奈川県の葉山町でも、昨年末の感染拡大から緊急事態宣言と、新型コロナ感染症の影響は日に日に厳しくなっています。もともと国際協力が柱の活動ですので、海外とのテレワークで業務をこなすのが当たり前ではありましたが、自分のお膝元でこんな状況が生まれるとはさすがに想定外だったと言わざるを得ません… そんな中ですが、昨年来、UAPACAAパートナーズの現地にもっとも貢献できる道は何かと模索を続け、写真にあるような「伝統医療と薬用植物を活用した『生薬事典』で感染症対策」のプロジェクトを立ち上げるに至りました。今、まさにご支援募集中ですので、ぜひReady forのページをご覧ください! また、昨年11月末にUAPACAAパートナーズは認定NPO法人となりましたので、法人からのご寄附も寄附控除の対象となります。このアフリカの緊急支援に賛同いただける場合は、2020年度内の控除に対応できるよう、UAPACAAパートナーズでも専用の指定寄附のキャンペーンを開始いたしました。合わせて、ぜひご検討をお願いいたします。 2018年6月の設立から2年と半年。
UAPACAA国際保全パートナーズは、9月からの申請と神奈川県の審査を無事に通過し、11月30日より認定NPO法人として活動ができるようになりました。これに伴い、これからいただく皆さまからのご寄附が、税金の控除対象となりましたのでご報告させていただきます。 詳しくは、こちらのページをご覧ください。 さらに、神奈川県にお住まいの方は、確定申告で所得税の寄附控除を受けられると、来年の住民税に対しても寄附控除が適用されます。 ちょうど、昨年のクラウドファンディングで大きなご支援をいただき、カメルーン・ロベケ国立公園に贈ったランドクルーザーが、年明けに配車から1年を迎えようとしています。コロナ禍の中でも、レンジャーのパトロールやコミュニティと国立公園が展開している生物多様性のモニタリングやと、現地で活躍しているランドクルーザーの定期点検や自動車保険の更新に、まとまった資金が必要になるタイミングです。 そこで今回は、クラウドファンディングで皆さまにご支援をいただき、認定NPO法人となれました記念に、12月末までにいただいたご寄附(2020年の所得税の免税が受けられます)をまとめ、ロベケ国立公園の活動費として送金させていただきたいと思います。ご支援いただきました方には、3月末ごろに活動報告のメールマガジンをお送りさせていただきます。 ぜひ、皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします!! 9月28日(月)のイギリスのニュースで、ミッドランド東部のリンカンシャーの野生動物公園で、一緒に検疫期間を過ごしていた5羽のヨウム(アフリカンパロット)が、誰かが人間から拾った悪態を教え合い、みんなでまくしたてるようになるという、可笑しいエピソードが話題になった。
2020年9月28日、LincolnshireLive記事 "Swearing parrots removed from public view at popular Lincolnshire attraction"(英語) 1500羽のヨウムを擁するリンカンシャー野生動物公園が、一般開放から隔離せざるを得なくなったのは、一般の人たちから別々に寄贈され8月15日に到着した5羽。同じ日に入園したので同じ部屋で検疫期間を過ごしているあいだに、誰が教えたのか、みんな卑猥な言葉を覚えてしまった。ヨウムの物まね能力はオウムの中でも秀でており、しかも群れでいっせいにけたたましく騒ぎ立てるのが得意。この5羽もご多分に漏れず、スタッフに向かって寄ってたかって行儀の悪い言葉を叫ぶので、思わずゲラゲラと笑っていたところ…。 人間に受けているのを見て、ますます悪乗りして悪態をつくだけでなく、ついた後に人間と同じように笑うようになってしまったのだとか!! 公園長のスティーブ・ニコルズさんいわく、 「25年も営業していますとね、たまにはこういった“育ちの悪い”ヨウムも来るし、我々も慣れっこになっていました。実際、ヨウムが迫真の演技でこちらに向かって悪態をつく様子は滑稽で、傑作な笑いのネタでした」 「で、こちらが笑うと一緒になって笑い、さらに悪態を重ねる…それが1羽ならいいんですが」 「この5羽は、1羽が悪態をつくと他が笑い、それにかぶせて別の1羽か卑猥な言葉を叫ぶといった調子で、まるで仕事帰りのパブで展開する“オールドメンズクラブ”の、酔っ払いたちのありがちなシナリオのようになりましてね」 検疫期間を終えた5羽は、さっそく展示スペースのケージに移されたが…20分もしないうちに「ヨウムが見学客に悪態をついている」という報告が上がり、次のグループにはあらゆる卑猥な言葉が投げかけられる始末。ある若いお嬢さんなどは、ヨウムたちの集中攻撃の的になってしまったのだとか。 「幸いお客さんたちは気にせず、笑える余興だと捉えてくださったんですが、これから週末に子供さんの見学が増えます。さすがに教育上よろしくないので、しばらく隔離することにしました」 もう半年以上も続く辛いコロナ禍の中、明るい笑いを提供したい気持ちはやまやまだそうだが、5羽は山側の飼育場に移され、周りのヨウムたちから”正しい“鳴き方を学んでいる。様子を観ながら、5羽一緒ではなく分けて別のグループに入れて、悪態を”目立たないように”しながら再デビューすることになりそうだ。 (公開されたCNNの和訳記事があるが、本来の記事のニュアンスが面白いので、元記事から訳出した) 実は野生のヨウムもとびっきりひょうきんで、人間を出し抜く知恵も相当なもの。そんなアフリカのエピソードたっぷりのUAPACAAメルマガ6号(10月8日発行)は、今なら賛助会員特典で読めます! カメルーン東南部には、狩猟採集民バカが住んでいる。彼らは現在も狩猟採集生活を営んでいるが、独立後の定住化が進むまでは、固定の住居をほとんど持たずに食物を探す移動生活を、一年を通して続けていた。
狩猟採集生活と聞くと、「生死の境目で常に食べ物を取り合う弱肉強食の世界」を思い浮かべるかもしれないが、初めて彼らのキャンプを訪れたときには、そのあまりののんびり感にむしろこちらが心配になった。女性や子供はおしゃべりしたり、歌ったり、おやつを食べたり、遊んだりしながら、森で食べ物を集めてくる。他方で男性や年配の人は自宅周辺で小枝や蔓をいじり、家でゴロゴロしていることが多い。 バカの人々の所有物は非常に少ない。彼らの家財道具一式(家具・調理道具・服・狩猟道具など)合わせても一人80〜90点と、最低限のものしか所有していない。移動性の高い生活に合わせ荷物を最小に抑えているのであろうが、これは彼らの生き方と熱帯林という環境も関係している。道具や家、おもちゃが必要になったら近くに生えている葉や枝、木から自分たちで作り、使用後は自然のゴミ箱へポイである。無論、取ったところに戻すだけなので全く問題はない。狩猟採集も同様に、「必要な時に必要な分だけ」森で獲ってくる。 また、バカのコミュニティは平等社会で人間関係を大切にする。困った時はお互いに助け合うという構造が根付いている。ここでは自分のものを所有するという観念が薄く、シェアすることが当たり前に行われる。彼らには暗黙のルールがあり、狩りで獲物を仕留めた者はその肉を食べることができず、それ以外の人(家族・親戚・友人等)に分配される。獣肉に限らず、一人だけ多くの財(主に食料)を持っていることはタブーとされ、それを破る者は共同体、そして相互扶助ネットワークから除外される。 このような、平等社会と彼らの生き方「獲りすぎない」、「必要な時に必要な分だけ」は、ジャングルの正常な生態系バランスに、見事に適った暮らしに見えた。ブッシュミート交易により野生動物の乱獲が横行する現代、バカの人々の生活を見習う必要がありそうだ。 皆様の暖かいご支援お待ちしております! |