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ブログをご覧いただきありがとうございます。UAPACAAパートナーズボランティアの田代です。 先月の11月27日に、UAPACAAパートナーズ代表理事の岡安さんとともに、武蔵大学3号館の屋上に設置されている養蜂場の視察に行って参りました。今回は、この視察の内容をお伝えしようと思います。 現在UAPACAAパートナーズでは、カメルーンおよびコンゴ民主共和国(DRC)にて、精製加工が可能なプロポリス生産を地場養蜂業へ導入し、現地コミュニティの経済および生物多様性保全を推進するプロジェクトを進めています。プロポリスは、ミツバチが植物の樹液や自身の分泌物を混合して生成されるもので、抗菌・抗ウイルス作用などがあります。そのため、新型コロナを含めた各種感染症の予防や治療効果が期待されています。 このような背景から、養蜂そのものに関する情報や、現地での養蜂業の促進には何が大事かなどを知るため、武蔵大学の丸橋珠樹先生のもとを訪ねました。 武蔵大学正門で丸橋先生とお会いした後、早速3号館の屋上にある養蜂場を案内していただきました(図1、図2)。 ブロックで囲われた人工芝の上に、セイヨウミツバチの巣箱が2つありました。先生からは「この季節だとミツバチがそこまで活発じゃないから、防護服とかは要らないよ」と伺っていましたが、私の想像を超えてミツバチの出入りが確認できました。恐る恐る撮影していたところ、もっと近づいても刺されないとのことでしたので、もう少し勇気を出して写真を撮りました(図3、図4)。 なるべく刺激しないように撮影している中、ミツバチの後足に花粉を認めることができました。これは花粉団子と呼ばれています。写真をよく見ますと、橙色、黄色、白色と様々な色の花粉団子があり、丸橋先生から各ミツバチが訪れた花の種類が異なるのだろうとご解説いただきました。 また、私は初めて知ったのですが、この花粉を集めて販売することを専門としている方もいらっしゃるとのこと。巣箱の入り口にミツバチがギリギリ通過できる穴を開けておき、通過時に落下する花粉を採取するそうです。 こちらの養蜂場では最盛期で1日あたり約50gの花粉が採取できるとのことでした。正直、多いのか少ないのか分からず、何とも言えないリアクションをしてしまいました(汗)。しかし、スギ花粉単体だと5億個に相当するようで、かなりの量であることがイメージできました。丸橋先生、ありがとうございます(笑)。 ミツバチの管理においては、ダニによる被害が大きな問題となっているそうです。中々馴染みがないかもしれませんが、実はミツバチにも感染症が存在します。丸橋先生が言及されていたのはミツバチヘギイタダニによるバロア症です。巣箱内でダニは幼虫や蛹に寄生し、体液を吸収し、様々な症状を引き起こします。これが原因でミツバチが死亡したり奇形蜂となり、全滅に陥ることもあるようです。カメルーンやDRCにおける養蜂にも注意が必要ですね。 いかがでしたでしょうか。
私個人としては、初めて養蜂の現場を訪れたため、ミツバチが活発に活動している様子を直接観察できたことは新鮮でした。至近距離で撮影しても刺されることはなく、少し仲良くなれたかもしれません(笑)。 視察後は、丸橋先生からUAPACAAの養蜂プロジェクトに関するアドバイスをいただきました。私はマーケティングについては全くの素人でしたが、どれも非常に明快で考慮しなくてはならない重要な内容であると感じました。 この度は、貴重な機会を設けてくださった丸橋先生に、この場を借りて感謝申し上げます。
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みなさまこんにちは!UAPACAAパートナーズ・アシスタントの小山です。 今年の4月には、カメルーン・ロベケ国立公園マルミミゾウ・プロジェクトのクラウドファンディング第4弾をお手伝いさせていただきました! 今回も終了日ギリギリまで、目標達成できるのかどきどきでしたが、継続してサポートしてくださっている方々、新たにサポーターになってくださった方々から温かいご支援を賜り、成功を収めることができました。この場を借りて、改めて、心より感謝申し上げます。 さて、先のクラウドファンディングでは活動報告という形で、UAPACAAパートナーズのスタッフとボランティアが、それぞれの持ち味を活かして記事を発信させていただいておりました。
ありがたいことに、記事を読んでくださった方々から好評をいただき、私たち自身これからも勉強に励むとともに私たちの活動をさらに良く知っていただくためにも、ブログの形で定期的に情報発信をさせていただくことになりました。 テーマは自然と動物だけでなく、そこに住む人々の暮らし、ジャングルやサバンナ出張の旅行記、発展するアフリカの都市の様子など、UAPACAAパートナーズの活動に関連するさまざまなトピックを提供したいと思います。 筆者は、獣医師免許を持ち、両生類から鳥類まで日々多くの命を救っている田代さん、貪欲な好奇心でリアルと想像の実現を追い求める美大生の金子さん、カメルーンで狩猟採集民研究をしております小山です。 我々3人で、毎月ブログを更新していく予定です。 田代さんと金子さんは、7月から行ってきたカメルーンのロベケ公園の、現地体験ほやほやのエピソードも発信していきたいと思います! またブログページ下部には、いいねボタンやコメント送信機能がありますので、テーマのご要望やご質問などあればお気軽にお寄せください。右下の「Messenger」アイコンからはUAPACAAパートナーズへ直接メッセージを送ることができます。 日々の中で、みなさまがアフリカと森をちょっぴり近くに感じられるような話題を、フランクにお届けしていきます。 (本当は夏から開始の予定でしたが、ホームページアプリの不具合修復に思わぬ時間が取られ、遅れてしまいました。申し訳ありません) それでは今月より、よろしくお願いいたします! 9月28日(月)のイギリスのニュースで、ミッドランド東部のリンカンシャーの野生動物公園で、一緒に検疫期間を過ごしていた5羽のヨウム(アフリカンパロット)が、誰かが人間から拾った悪態を教え合い、みんなでまくしたてるようになるという、可笑しいエピソードが話題になった。
2020年9月28日、LincolnshireLive記事 "Swearing parrots removed from public view at popular Lincolnshire attraction"(英語) 1500羽のヨウムを擁するリンカンシャー野生動物公園が、一般開放から隔離せざるを得なくなったのは、一般の人たちから別々に寄贈され8月15日に到着した5羽。同じ日に入園したので同じ部屋で検疫期間を過ごしているあいだに、誰が教えたのか、みんな卑猥な言葉を覚えてしまった。ヨウムの物まね能力はオウムの中でも秀でており、しかも群れでいっせいにけたたましく騒ぎ立てるのが得意。この5羽もご多分に漏れず、スタッフに向かって寄ってたかって行儀の悪い言葉を叫ぶので、思わずゲラゲラと笑っていたところ…。 人間に受けているのを見て、ますます悪乗りして悪態をつくだけでなく、ついた後に人間と同じように笑うようになってしまったのだとか!! 公園長のスティーブ・ニコルズさんいわく、 「25年も営業していますとね、たまにはこういった“育ちの悪い”ヨウムも来るし、我々も慣れっこになっていました。実際、ヨウムが迫真の演技でこちらに向かって悪態をつく様子は滑稽で、傑作な笑いのネタでした」 「で、こちらが笑うと一緒になって笑い、さらに悪態を重ねる…それが1羽ならいいんですが」 「この5羽は、1羽が悪態をつくと他が笑い、それにかぶせて別の1羽か卑猥な言葉を叫ぶといった調子で、まるで仕事帰りのパブで展開する“オールドメンズクラブ”の、酔っ払いたちのありがちなシナリオのようになりましてね」 検疫期間を終えた5羽は、さっそく展示スペースのケージに移されたが…20分もしないうちに「ヨウムが見学客に悪態をついている」という報告が上がり、次のグループにはあらゆる卑猥な言葉が投げかけられる始末。ある若いお嬢さんなどは、ヨウムたちの集中攻撃の的になってしまったのだとか。 「幸いお客さんたちは気にせず、笑える余興だと捉えてくださったんですが、これから週末に子供さんの見学が増えます。さすがに教育上よろしくないので、しばらく隔離することにしました」 もう半年以上も続く辛いコロナ禍の中、明るい笑いを提供したい気持ちはやまやまだそうだが、5羽は山側の飼育場に移され、周りのヨウムたちから”正しい“鳴き方を学んでいる。様子を観ながら、5羽一緒ではなく分けて別のグループに入れて、悪態を”目立たないように”しながら再デビューすることになりそうだ。 (公開されたCNNの和訳記事があるが、本来の記事のニュアンスが面白いので、元記事から訳出した) 実は野生のヨウムもとびっきりひょうきんで、人間を出し抜く知恵も相当なもの。そんなアフリカのエピソードたっぷりのUAPACAAメルマガ6号(10月8日発行)は、今なら賛助会員特典で読めます! 「なんだこの生き物は!?」
目がクリッとしていて全身が鱗に覆われている、それでも哺乳類の仲間のこの生き物は、センザンコウである。アフリカとアジアに広く分布し、アフリカでは食肉として、中国では漢方薬や媚薬の原料として、長年重宝されてきた。そんなセンザンコウも、今やIUCN(国際自然連合)のレッドリストに登録され、「世界で最も非合法に取引されている哺乳類」と呼ばれている。2000年代に入って世界全体で野生動物ビジネスの人気が上昇するとともに、センザンコウの需要も増え、価格は1972年に比べ6倍に跳ね上がった。結果、ジャングルの狩人から世界を股に掛ける商人まで、多くの人々がこの実入りの良い仕事にシフトするようになった。センザンコウの乱獲を食い止めるためには、政府レベル、またはそれ以上の保護政策が必要になっている。 しかしながら、センザンコウはアフリカでは伝統食材として親しまれ、その捕獲は文化の一つであり、猟を全面的に禁止することに対して、国民の納得を得るのが難しい状況だ。さらに、取り締まる側が賄賂などを受け取り、密輸を黙認するという問題もしばしば起こり、政府関係者の腐敗もまた課題なのである...。 【もっとお読みになりたい方はこちら】 |