今日は世界ゾウの日! ゾウの密猟と象牙の違法取引激化が顕在化した2012年制定カナダの映画監督と、タイのゾウ保護団体が普及啓発のために開始したWorld Elephant Day。UAPACAAパートナーズが協働するカメルーン・ロベケ国立公園でも、代表の岡安が前職で関わり始めた2012年前後は、人里離れた深いジャングルの中で暗躍する国際密猟団に、マルミミゾウたちが悩まされていました。以来10年、日本の皆さまのお力添えで、現地支援を続けることができています。ありがとうございます! そんな試みの一つとして、6月の環境月間に合わせ、日本最大のリユースデパート、株式会社コメ兵がメッセージを載せた「Pray bag」第1弾が発売されました。お題はずばり「マルミミゾウ」。売上は全額、カメルーン・ロベケ国立公園のマルミミゾウ保護活動の資金になります。 色鉛筆作家の安部祐一朗さんの、躍動感のあるマルミミゾウスケッチと水晶の象牙のインパクト。ショッパーを携えていると、街行く人が振り返ります。素材も「FSCマークの認証紙で」という要請を受けていただき、素敵なコラボが完成しました。6月と7月の2カ月、名古屋本店や首都圏、関西の7店舗で、500円のクーポン付きで販売。20万円以上をご寄附いただきました。 岡安も6月終わりに近い23日に、新宿店に行ってきました。 たくさん買い占めて、友人に配ろうと意気込んでいたら、すでに10枚単位でお買い上げのお客さまがいらしたそうで、残りはわずかでした。本当にありがとうございます!! そしていよいよ今月25日から、2年半ぶりにカメルーンに行ってまいります。ロベケ国立公園に、コメ兵ショッパーからのご寄附を初め、さまざまな機会に皆さまからいただいたご支援を届けてまいります。渡航準備一つとっても、コロナ・パンデミックで様変わりしてしまいましたが、アフリカは幸い大きな被害には至らず、ジャングルの暮らしはまだ豊かに息づいています。 © MINFOF Lobeke / WWF Cameroon Jengi-TNS
これは、ロベケから、久しぶりに届いたマルミミゾウのビデオです。こんな立派な牙を持ったオスゾウが、ゆったりくつろげる森をいつまでも守りたい!!と改めて気が引き締まりました。 9月の中旬ごろに、ロベケのWiFi事情が許せば、岡安の滞在中に現地の様子をオンラインで配信できればと思っています。詳しくはまた、UAPACAAパートナーズのHPやSNSでお知らせしますので、お楽しみに🐘🐘🐘
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![]() ピープルポート株式会社の代表から、「『想うプロジェクト』寄付先の一つに加わりませんか?」というお誘いのメールが届いたのが4月中旬。わざわざ問い合わせフォームに記入して、ご連絡いただくことは珍しいので、どんなお話なのだろうと興味津々でオンラインMTGに臨みました。 #ZEROPC のウェブサイトを観ながらあれこれ調べた限りでは、これからの社会になくてはならない、PCのアップサイクルをビジネスに。しかもちゃんと、代表の想いである難民支援にも結び付けていて、ベンチャー企業のモラルの高さに感心することしきり。でも、そんなチャリティー精神の塊のような会社から、いくら国際協力NPOと言ってもご寄附をいただいていいのだろうか…? ![]() 実はちょうど、別件でボーダレス・ジャパンさんとやり取りの最中だったこともあり、そちらからの紹介かと思いましたが違いました。ZERO PCではアフリカも中部との関わりも多く、日本には現地で活動する団体が少ない中、この地域にどっぷり浸かるUAPACAAパートナーズを見つけて「これだ!」と思っていただいたそうです。今もオフィスでは、現地の言葉も飛び交うことがあると聞いて、私も加わりたくなりました! ZERO PCの仕組みは、ご家庭やオフィスに残っている使われなくなったPCを回収し、解体、再生して販売します。PCのお買い上げによる貢献だけでなく、不要PCも大募集中だそうです!DRCも東部でいまだに続く、紛争の資金源になっていると言われるレアメタルや、国立公園の世界遺産登録を解除して開発をもくろむ石油など、アフリカの自然保護の現場は鉱物資源開発との闘いという一面もあります。その消費を減らすZERO PCに貢献しながら、現場の自然を守るUAPACAAパートナーズも支援する、素敵なコラボレーション!! しかも6月は、5%にアップのキャンペーン中。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 迷走台風が日本列島を横断していった連休初日、皆さまの地域では被害が出ていないでしょうか? ご無事をお祈りするとともに、万一の災難に遭われた方には、お見舞い申し上げます。 さて、いよいよシルバーウィークで行楽の秋でもありますが、世はあいにくのコロナ禍で、月末まで緊急事態宣言が延長されてしまいました。今年に入ってから緊急事態の繰り返しで、UAPACAAパートナーズもなかなか野外イベントへの参加に踏み切れず、残念な思いで過ごしているところです。 そんな中ですが、6月末から開始した「森の国ブータン『奇跡の谷』支援キャンペーン」の一環で、9月24日(金)の夜(World Gorilla Day🦍です!)から、計4回に分けてブータンの野生動物と自然保護・環境保全の現状を学ぶ、オンラインイベントをタイガーモブさんと共催することになりました。計4日間、夜7時半から9時半まで、多方面からブータンと野生動物たちの様子を知り、そして自然保護や日本からできる貢献を議論するプログラム。UAPACAAパートナーズから、代表理事の岡安が皆さんをご案内します。 そして最終日10月13日には、素敵なゲストをお二人招いてのセッションです!
当日は、ゲストのお二人と、話し過ぎない程度に(笑 各人が野生動物と接していて、もっとも感動した場面なんかの談義もしてみたいですね。「これは珍しい!」というもの・こと・瞬間を見つけた時の興奮は、たとえフィールドがしんどくても、何度でも「そこに戻りたい」というエネルギーをくれます。
そして、「動物を守る」という軸で繋がる私たちですが、今回のようなお題に対してもつバックグラウンドはさまざま。参加者の皆さんからの提案やコメント、ご質問へも立場の違う答えが降ってくることでしょう。こんなご時世だからこその、新しい視点、アクションをご一緒に開拓してまいりましょう! ![]() 立花 隆さんが逝った…。 忘れもしない1986年。春に修士論文発表会を臨月のおなかを抱えて済ませ、その足で娘を産みに行き、4カ月半経った夏から屋久島に住み込んで、ヤクザルを追いかけていた35年前。『サル学の現在』の元になった月間アニマの連載の取材で、秋になると立花さんと平凡社の編集者が来島された。 今と違って、インターネットどころか携帯電話もない時代。特にアポを取ってというより、立花さんの旺盛な探求心で、ガリ版刷りの「屋久島のサルとシカ」という伊谷(純一郎)・河村両先生の短報を発掘し、日本で最初にサルの調査が行われたゆかりの地を、連載開始の前に観ておこうというのが目的で来たと伺った。当時、たまたまサル小屋を訪ねていらした時は、院生も私しかおらず、まずは山のご案内から始まった。世界遺産に登録されるずっと前のことで、西部林道と呼ばれるサルたちを観察する道路も山もワイルドで、猟期になれば有害鳥獣駆除で鉄砲の音が響き、珍しい鳥の密猟者や野生ランの盗掘者もうろつく時代。そこをスパイクのついた磯足袋で、一人で歩き回るお転婆に驚かれたらしい。 おまけに赤ん坊連れで、朝は母乳を絞って冷凍するところからフィールドワークが始まる私の暮らしに呆れ、最初に取材された今西錦司先生とのあまりの落差に「次はこいつだ」と即決。原稿を仕上げるまでに、いかにフィールドの臨場感を出すかと何度も書き直されていた熱意を、訃報に寄せて親しい方が「凝り性だった」と口を揃えられているのを見て、懐かしく思い出した。しかも駆け出しの若造の私にも、何度もゲラを見せて確認をしながらの作業だった。 来島時、「1年の連載で12回」だけで方法も決まっていなかったために、いきなり私がトップバッターになって、そこから「誰か次の人を推薦してください」。こちらはまだ、アフリカのアの字も無く、ニホンザルの論文を書かなきゃならないタイミング。研究室の先輩の論文が話題になっていた頃で、迷わず高畑さんの名前を出した。こうやって取材元が次を推薦する方式で、立花さんの縦横無尽のサル学思考は私たちの“業界”を泳ぎ、4年に及ぶ連載36回で『サル学の現在』という集大成が世に出た。 最近は体調を崩されているらしい、とは知っていたが、報道ですべての治療を拒んだことを知り、いかにも立花さんらしい最期を選ばれたのだと感服した。心からご冥福をお祈り申し上げます。
※ 今回のUAPACAA本棚は閉店いたしました。ご来店、お買い上げありがとうございました。次回企画、またイベントカレンダー等にてお知らせいたします❣️今日、最終日となっている、ウワパカ・パートナーズにとって2回目となるクラウドファンディング「アフリカ奥地の感染症対策|生薬事典を作り人々と野生動物を守りたい。」。無事に達成に至りましたが、この1週間、朝晩、新着情報の更新にいそしんでいたため、どんな文章の書き出しも「ページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの岡安です」とやってしまいそうになり、苦笑い…。当分は頭がこのプロジェクト中心に回ることになってしまいそうです。 さて、今回のクラウドファンディングの開始、そしてウワパカ・パートナーズが認定NPO法人格を無事に取得できました記念に、3月15日(明後日!)までの期間限定で、オンライン書店を開店しております。 その名も『UAPACAA本棚』 メニューの「ウワパカ徒然草」からもお入りいただけます。 代表理事の岡安が、執筆に関わった書籍を、絶版のものも含め大放出。ご購入代金は全額、活動費に充当させていただきます! 2回のクラウドファンディングの新着情報に、エピソードをご紹介しているコンゴ共和国孤児院長時代のエッセイもあります。よろしければお手に取って(書店のリンクをご覧になって)、ぜひこの機会にUAPACAA本棚からお買い上げを❣️ 今ならアフリカ布のしおり付き🔖 ※ 本棚は、3月16日に閉店いたしますので、お早めに。 ![]() 一つ前のブログでご案内した、Readyforのプラットフォームで1月から開始したクラウドファンディング「アフリカ奥地の感染症対策|生薬事典を作り人々と野生動物を守りたい。」ですが、おかげさまで昨日のお昼前に、支援募集期間を1日残して、ご寄附が目標金額の300万円に到達いたしました。多方面にわたる皆さまのご支援、まことにありがとうございました! そしてご寄附も、ネクストゴールへ向けて、増加中です。 2019年6月に実施した「野生動物と生きて30年。ゾウを密猟から守る車が廃車の危機に!」も、募集期間も短く手に汗握る展開で冷や冷やしたのですが、今回はそれに輪をかけての際どさで、昨日のお昼前に大口のご寄附が入って一気に達成した時には、「PCの前で呆然」どころか、PCの前で安心したあまり、しばし倒れておりました…。 プロジェクトの進捗を示すグラフが、Readyforのアカウントから見られるのですが、前回のものはこんな感じです。対して今回が右側。 いやはや、前回ですらReadyforの皆さんでも語り草になった怒涛の追い上げと聞きましたが、今回は…。
3月11日に決定打の大口のご寄附をいただいたことも大きいですが、前日の夜のドドドドドド〜〜〜っという93万円を超えるご寄附の”殺到”は、前回の1日の最大金額を凌ぎました!! いよいよ今夜23時が、記念すべき成立の刻です。皆さまと集まって祝杯をあげられないのが、重ね重ね残念ではありますが、その感染症問題を何とかしたいと立ち上げたプロジェクト。その分、アフリカの現地へ還元してまいります。 皆さまから寄せられた資金が、UAPACAAパートナーズに届く5月に向けて、始動準備を整えてまいります。プロジェクトの進捗は、適宜、メルマガ等でもご報告してまいります。どうぞこれからも、プロジェクトを見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。 |