​サンガ多国間ランドスケープ

​世界遺産、ゾウの楽園に迫る危機

UAPACAA PARTNERS
  • HOME
    • 新着情報 / イベントカレンダー
    • 生薬プロジェクト・お礼ビデオ「ロベケ国立公園の野生動物」
  • 入会する / 寄附する
    • 寄附控除について
    • お友達をご紹介いただけませんか?
    • 会員専用メルマガArchive 2019 - 2020
    • 会員専用メルマガArchive 2021 前期
    • 会員専用メルマガArchive 2021 下期
    • 会員(2口以上)専用・現地レポート
  • 活動内容
    • Cameroon >
      • ゴリラとゾウの森を守る!
      • ゾウと象牙取引
      • ゴリラとジャングル
    • Bhutan >
      • トラ倍増計画
      • 野生アジアゾウの受難
      • 森の国ブータン『奇跡の谷』新聞
    • Congo >
      • 最後の類人猿ボノボ
      • Mbali地区のエコツアー復興
  • ウアパカ徒然草
  • 団体情報

3カ国にまたがる世界遺産:サンガ多国間ランドスケープ

画像
 そのカメルーンの、国の南東端に位置するロベケ国立公園が私たちの活動の対象地です。ロベケ国立公園はサンガ多国間(Tri-National de Sangha;TNS)ランドスケープの中にあり、北隣の中央アフリカ共和国のザンガ・サンガ保護地域、そしてお向かいの、東隣にあるコンゴ共和国のヌアバレ・ンドキ国立公園とともに、2012年6月に世界自然遺産に登録されました。3か国にまたがる自然遺産地域というのは初めてで、範囲こそ狭いものの豊かな熱帯雨林が残され、ゴリラやゾウの密度の高さは折り紙つきです。
 TNSランドスケープは、サンガ川が3つの国の国境をなしていますが、過去の研究から、マルミミゾウなどの大型哺乳類が、川を越えて行き来していることがわかっています。ゾウはあのゴン太の足ですが、泳ぐのが得意です。コンゴ盆地の川は水量が多く、ゆったり流れているように見えて水流が早いのに、川幅50mぐらいのところは足が届かなくても平気で渡っていきます。


Sangha River between Cameroon, Congo, and the CAR

マルミミゾウの受難:中央アフリカ共和国のクーデター

画像サンガ川を渡って逃げてきたらしい、人馴れしたゾウ
​ 残念ながら北側の中央アフリカ共和国は、2013年3月に起こったクーデターのあとの混乱が後を引いて、政府の盤石な体制が取り戻せていません。その年の5月にザンガ・サンガの方まで民兵が入り込んだ時には、10頭以上のゾウがいっぺんに、難を逃れようと、ロベケの北端の町のほとりへ渡ってくるのが観られたそうです。ジェンベというロベケの南の端にある基地の周辺で、ゾウの群れに会うことも増えましたが、対岸の火を逃れて渡ってきているようです。
​ 数年前から、チャドから中央アフリカ共和国、さらにはカメルーンの北のサバンナで、高度に組織化、武装化された密猟団が、象牙を狙ってゾウを大量虐殺するという事態が繰り返されてきました。その通り道に当たる中央アフリカ共和国で政治的に不安定な状況が続き、密猟団や違法取引の抜け穴が拡大している懸念もあります。

マルミミゾウのシェルター:ロベケ国立公園の新たな挑戦

画像アフリカ中部4カ国の野生動物生息状況レポート(2017年;英語)
 ゾウたちはこのような混乱を避け、安心して暮らせる場所を求めて、サンガ川を渡ってきたのでしょう。2016年に発表されたWWFのレポートでは、2002年以降、ロベケ国立公園内のマルミミゾウの数が半減したというショッキングな結果が出ましたが、北側地域だけはむしろ増加していました。
 その1年後には、中部アフリカ4カ国(カメルーン、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国、ガボン)の主だった保護区の20%をカバーする、過去8年間の野生動物の動態がまとめられましたが、何とゾウの数は1/3に...ロベケは国境に挟まれた難しい立地にもかかわらず、健闘していたことがわかります。

 2017年のレポートの図(右)を見ても、ロベケの国立公園と周辺地域は緑が濃く、他地域に比べまだまだゾウが高密度に残っています。ヌアバレ・ンドキ国立公園のデータがないのは残念ですが、多国間の世界遺産地域として協働が促進された結果、例えばクーデターのような国家の一大事が起きても、隣国の保護区がうまく緩衝材の役目を果たしていることの表れかも知れません。
 これからますます、マルミミゾウを守る砦としての、ロベケ国立公園の役割は重要になるでしょう。
​ 国境を越えて暗躍する武装密猟団と対峙するのは、ときに命を落とす危険と背中合わせの仕事です。UAPACAA国際保全パートナーズでも、残されたマルミミゾウの保護のため、WWFカメルーンと協力し、ロベケ国立公園の支援に貢献していきます。
画像
ロベケはマルミミゾウの最後の楽園
ロベケ国立公園プロジェクトに寄附をする(寄附控除が受けられる領収書をお送りします)

UAPACAA
Unified Action for Promoting Animal Conservation in Asia and Africa

​ジャングルの縁で、高からず低からず、さり気なく実をつけるウアパカの木​のように、UAPACAA国際保全パートナーズも縁の下の力持ちとして、世界でもっとも自然が豊かな地域と人々を、日本から​支えていきます

GET INVOLVED
あなたも応援団に!

  • 会員になる
  • 一般寄附​をする
  • 動物寄附をする
  • 本を買って支援する
   (閉店しました)
  • 各国のプロジェクトに寄附
    • カメルーン
    • ブータン
    • コンゴ民主共和国
イベントカレンダー📅

CONTACTs

Address:
〒240-0113
神奈川県三浦郡葉山町長柄459-1-201
​Telephone:070-4486-6609
(平日10:00-16:00)
​Email : admin@uapacaa.org

Privacy Policyはこちら
  • HOME
    • 新着情報 / イベントカレンダー
    • 生薬プロジェクト・お礼ビデオ「ロベケ国立公園の野生動物」
  • 入会する / 寄附する
    • 寄附控除について
    • お友達をご紹介いただけませんか?
    • 会員専用メルマガArchive 2019 - 2020
    • 会員専用メルマガArchive 2021 前期
    • 会員専用メルマガArchive 2021 下期
    • 会員(2口以上)専用・現地レポート
  • 活動内容
    • Cameroon >
      • ゴリラとゾウの森を守る!
      • ゾウと象牙取引
      • ゴリラとジャングル
    • Bhutan >
      • トラ倍増計画
      • 野生アジアゾウの受難
      • 森の国ブータン『奇跡の谷』新聞
    • Congo >
      • 最後の類人猿ボノボ
      • Mbali地区のエコツアー復興
  • ウアパカ徒然草
  • 団体情報