コロナ禍の、その先の
​エコツーリズムを目指して

UAPACAAパートナーズは、コンゴ民主共和国のテケの人たちが立ち上げた環境保全NPO「Mbou Mon Tour(ボー・モン・トゥール)」と協力し、エコツーリズムの振興によるボノボの保全と地域の貧困削減を目指した、新しいプロジェクトを開始します。
​2022年度採択 地球環境基金助成プロジェクト
「コンゴ民主共和国における新型コロナ感染症の観光業とMBALIコミュニティへの影響評価と復興―ボノボ・エコツーリズム振興を通じて、絶滅危惧種の保護と持続可能な農村開発の両立を実現する」
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キンシャサでMMTメンバーと会いました!

21/9/2022

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MMTにカメラを支援しました。せっかくなのでカメラを構えた写真を撮ろう、というこちらのリクエストに快く応じてくれました。
世界第2位の流域面積を誇る大河・コンゴ河のほとりに作られた都市キンシャサ。コンゴ民主共和国の首都として栄え、かつてはアフリカのニューヨークとまで呼ばれた一大都市です。人口は1000万人をはるかに超え、1500万人とも1700万人に迫るとも言われています。
 
しかし、残念ながらかつての面影はありません。90年代の内戦と政治的混乱により崩壊した経済は、未だ再建の途上にあります。修理されないデコボコの道路、手入れが成されないまま朽ちていく一方の建築物、それとは対照的に100年近く経っても未だに利用され続けているベルギー植民地期の教会。キンシャサは、あたかも時の流れが日本とは異なるかのようです。首都でこの状態なのですから、地方の状況は言うまでもありません。
 
街の様子ははかばかしくありませんが、そこに住む人びとはエネルギーに満ちあふれています。政府は何もしてくれないと骨身にしみている彼らは、収入の機会を何とか探りながら、一日一日を必死で生き抜いています。首都から約200km北のマイ・ンドンベ州に位置するMbali地区の、自然保護NPOであるMbou Mon Tour(ボー・モン・トゥール)も、「自分たちの森は自分たちで護る」を合い言葉に結成されました。彼らは、国や行政に頼ることなく、自分たちの集落周辺に広がる森と、そこに生きる野生動物たちを護る決意のもと、これまで活動を続けてきました。
 
このたびUAPACAAパートナーズでは、MMTに対して超望遠機能を備えたデジタルカメラ2台と三脚を支援することになりました。代表たちとの協議の結果、森を遊動するボノボを記録するには、彼らのカメラでは限界があるという意見がでたためです。今回支援したカメラでは、樹上のボノボたちの表情や姿も撮影することが可能で、これはボノボの個体数の把握や個体識別といった、エコツーリズムと保全活動の前提となる基礎的なデータ収集に大きな力を発揮してくれるでしょう!
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アフリカの森を歩く

3/8/2022

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慣れないアフリカの森では、歩くのも動物を観察するのも一苦労…?
みなさん、アフリカの森を歩くと聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?薄暗くジメジメした空気に包まれながら、鬱蒼と生い茂った下生えを汗だくでかき分け、危険な毒蛇に気をつけながら道なき道を進む…
ひょっとすると、こんなイメージを持たれるかもしれません。半分当たっていて、半分外れです。
 
湿度が高いのは間違いありませんが、あまり日が差し込まないため気温はそれほど高くありません。近頃の日本では厳しい真夏日が続いていますが、それと比べればアフリカの森はずっと涼しく天国のように思えます。また、森歩きをする際には、誰も通ったことがない藪を通ることはそれほど多くありません。特に集落の近くの森は、地元の人びとが日々の生活で利用しています。畑を開いたり、罠を仕掛けたり、おかずにするイモムシや果実の採集に行ったり、森を流れる小川に網を仕掛けに行ったり、家を建てるための建材を探しに行ったりと、人びとは森の中で様々な生業活動をおこなっており、ひっきりなしに行き来しています。そのため、森の中には人が通って踏み固められた小道が縦横無尽に張り巡らされているのです。毒蛇や他の野生動物も、人が頻繁に行き来する森の往来にはあまり寄りつきません。このため、森の中の道を歩いている限りは、それほど大変ではありません。
 
やっかいなのは、森の道から外れて進むときです。とたんに足下の見通しが悪くなり、用心して歩かないと草や木々の根っこに足を取られ、トゲの生えたツル植物がまとわりついてきます。足下に気を取られていると、いつの間にかどこを歩いているのか分からなくなることも…
 
普段はこのようなことにはなりませんが、ボノボなどの野生動物を観察するために森を歩いているときには、どうしても道なき道を進む必要があります。なにしろ、動物は、道のある場所を選んで歩いてくれません。そんなときに頼りになるのは、地元の人です。彼らは、小さい頃から森を遊び場として生活してきました。そうして培われた経験、生えている樹種、地形などの様々な目印を頼りにして、彼らは森の中で自分がいる位置を知るのです。
 
そのため、アフリカの森の中でボノボなどの野生動物を観察する際には、地元の人びと、特にトラッカーと呼ばれる野生動物を追跡する特別な訓練を受けた人びとの協力が欠かせません。彼らは、本プロジェクトが構想するエコツーリズムの要であり、彼らが日々集める情報が保全活動の土台となっているのです。UAPACAAパートナーズと協力しているMbou Mon Tour(ボゥ・モン・トゥール:MMT)は、トラッカーたちのまとめ役でもあります。地球環境基金のプロジェクトでは、彼らと協働でトラッカーの研修機会を用意する予定です。そうした活動を通じて、トラッカーやMMTと共によりよいエコツーリズムと保全活動を目指していきます!
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新プロジェクト始動!!

4/7/2022

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ボノボを追跡するスペシャリストであるトラッカーたち
世界中を大混乱に陥れた新型コロナウィルス。人とモノの移動が著しく制限され、2年以上に渡って、人びとは不自由な状況に耐えてきました。このことは、コンゴ民主共和国でも変わりません。幸い、我々と活動を共にしてきたバリ地区の住民たちに、感染者は出ていません。しかし、以前から協議と準備を積み重ね、ようやく試行段階にまで漕ぎ着けようとしていたエコツーリズムは、世界的なコロナウィルス禍によっていったん白紙状態にまで戻ってしまいました。
 
2022年になって、ようやくコロナウィルス禍は収束の兆しを見せ始めています。しかし、世界的な生産、流通、移動の停滞は依然として我々の生活に大きな影を落としています。我々が、バリ地区の人びとや地元の環境保全NPOであるMbou Mon Tour(ボゥ・モン・トゥール;MMT)のメンバーと準備してきたエコツーリズムのプランも、そのままでは今のウィズ/ポスト・コロナの時代にそぐわないものとなってしまいました。
 
しかし、我々も、バリ地区の人びともこんなことでは諦めません!
今の時代に合った、新しいツーリズムの可能性を追求して、活動を再始動させました。そのための第一歩として、幸運にも独立行政法人環境再生保全機構が運営する「地球環境基金」から助成を受けることとなりました。
 
ここから、UAPACAAパートナーズとMMT、そしてバリ地区の人びとは、エコツーリズムを通じた地域振興とボノボの保護、そして森林生態系の保全活動へと、再びスタートを切ります。
このページでは、これから2年間続く「つづける助成」プロジェクトの経過や進展についてお知らせしていきますので、応援よろしくお願いいたします!
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(平日10:00-16:00)
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