コロナ禍の、その先の
​エコツーリズムを目指して

UAPACAAパートナーズは、コンゴ民主共和国のテケの人たちが立ち上げた環境保全NPO「Mbou Mon Tour(ボー・モン・トゥール)」と協力し、エコツーリズムの振興によるボノボの保全と地域の貧困削減を目指した、新しいプロジェクトを開始します。
​2022年度採択 地球環境基金助成プロジェクト
「コンゴ民主共和国における新型コロナ感染症の観光業とMBALIコミュニティへの影響評価と復興―ボノボ・エコツーリズム振興を通じて、絶滅危惧種の保護と持続可能な農村開発の両立を実現する」
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コンゴに行ってきます!

7/2/2023

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サバンナと森の入り組んだ環境は初めてなので楽しみです
みなさま、寒い日もようやく緩んできましたが、いかがお過ごしでしょうか?UAPACAAパートナーズのお手伝いをしている山口です。このたび、地球環境基金のプロジェクトの一環でコンゴ民主共和国のMbali地区を訪問することになりました。

私は、これまでカメルーンの東部州やコンゴ民主共和国の赤道州で人類学的な調査をおこなってきました。コンゴでの調査は、ボノボ研究で有名なワンバ地域で、住民の生業活動と地域産物の商品化について調査しています。ワンバ地域をはじめとするコンゴの内陸部は深い熱帯林に覆われており、交通手段が限られています。かつては、コンゴ河とその支流を利用した河川交通が盛んであり、外国籍や国営のプランテーション会社が内陸部でコーヒーやヤシ油の買い付けを行っていました。彼らは、陸上交通網を整備し商品の買い付けを行うと共に、衣類や日常雑貨などを内陸部の村々に運び込みました。しかし、90年代〜2000年代初頭まで続いた内戦の影響で、内陸部におけるプランテーション会社の活動は停止、彼らが維持していた陸上交通網と商品流通は、あっという間に荒廃してしまいました。

戦後20年を経てもなお、それらは復興していません。このため、ワンバ地域の人びとは、失われた現金収入と商品を購入する機会を求めて徒歩交易をはじめました。自分たちの地域でとれた魚やキノコ、食用のイモムシ、農作物などを背負って、森の中の道を歩き、都市部まで売りに行くのです。その距離、なんと片道200km以上で、2週間程度で往復します。このように、ワンバ地域は交通手段が非常に限られており、経済活動も難しい状況にあります。そのため、この地域の課題は、徒歩に変わる交通・流通手段の模索と、都市部で需要が高い地域産物の特定です。古くからボノボ研究が行われている地域ですが、あまりにもアクセスしにくい地域なのでエコツーリズムで地域振興というわけにもいきません。

それに対して、Mbali地区は、首都のキンシャサからは近く、交通の盛んなコンゴ河にもアクセスしやすい位置にあります。この点に関しては、これまで私が調査をおこなってきたワンバ地域とは正反対です。Mbali地区の住民がどのようにして現金収入を得ているのか、ワンバ地域との比較という点からも関心があります。

また、Mbali地区で活躍するNPOボー・モン・トゥール(Mbou Mon Tour:MMT)は、住民が主体で立ち上げ、今日まで運営している点が特徴です。ワンバ地域にも住民主体の組織がいくつもあるのですが、活動に対するモチベーションの維持が難しく、また離合集散が頻繁におこります。MMTが安定的に活動してきているとすれば、その秘訣は何なのか、どういった活動を普段から行っているのかなど、ワンバ地域の住民組織がお手本にすることが出来る点があるかもしれません。

今回、Mbali地区に滞在できるのは1週間強であり、時間は限られていますが、以上のような観点からMbali地区とMMTの活動について学ぶことが出来ればいいなと思っています。また、これまでカメルーンでもコンゴでも熱帯林の中で調査をしてきましたので、Mbali地区のような森とサバンナの境界にあたる地域に滞在するのは初めての経験です。このような自然環境の違いもどのように肌で感じられるのか、楽しみです。
それでは、コンゴに行ってきます!
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*このプロジェクトは地球環境基金の助成金支援を受けて実施されています
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