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ロイヤル・マナス国立公園で​トラが倍増!ー2020年のGlobal Tiger Dayに寄せて

12/8/2020

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10年前に制定されたGLOBAL TIGER DAY

 日本では名古屋で第10回生物多様性条約締約国会議が開催された2010年。12年に1度巡ってくる寅年だった同年には、UAPACAA国際保全パートナーズにとっても意義深い、もう一つの国際会議がロシアで開かれました。11月に、サンクトペテルブルクにトラの生息国13カ国の代表団が集合したInternational Tiger Conservation Forumで、次の寅年(2022年)までに世界のトラの数を倍増させる、という意欲的な計画を協議したのです。ネコ科で最大の体躯を誇るトラは、20世紀初めには10万頭を超える個体がアジアに広く分布していましたが、急速な経済開発に伴い、この年には推定3200頭にまで激減してしまいました。
 トラの生息数をV字回復させるべく、この会議を主導したのは当時のプーチン首相。WWFのネットワークだけでなく、世銀やアメリカ政府などの後押しがあり、1年をかけて各国から自国の包括的な活動計画を含めた世界のトラ倍増計画が提案され、資金計画を含めた具体的な協議が行われたのです。この中で明らかになった不足資金を確保するため、半年後に再度のForumを開催することとともに、7月29日の「Global Tiger Day」制定が採択されました。
 ブータンからは農林大臣を筆頭とした5人の代表団が派遣され、自然保護先進国として積極的に協議に参加しました。全国に散らばる保護区の中でも、南部のインドとの国境をまたぐマナス川流域は、豊かな亜熱帯林が広がる野生動物の宝庫。
TraMCAランドスケープの中央に位置するロイヤル・マナス国立公園は、トラ倍増計画の最重要拠点の一つとなり、TraMCAの目指してきた中期計画の中にも、以下の目標が掲げられています。
  • ベンガルトラの保護:2020年までにTraMCA内のトラの個体数を、2015年の基準値から20%増加させる
​ サンクトペテルブルクの世界Forumは、全生息国が同じ目標に向け努力する、活動だけでなく資金計画も併せて協議する、などの点で画期的でした。ただ野生トラは、その前の寅年の1998年から2010年までの間に、約6000頭から実は半減していたという現実もあり、12年という長きにわたる計画が本当に持ち堪えられるか、不安材料もある中でのスタートとなりました。
それから10年…
 今年10回目のGlobal Tiger Dayにロイヤル・マナス国立公園から、次の寅年を待たずして目標達成の吉報が届きました!! ビデオをご覧ください。
<抄訳>
 皆さんは、野生のトラのいない世界、想像がつきますか…それはほとんど、現実になりつつあります。私たちは世界のトラを、絶滅の淵まで追いつめてしまったのです。
しかし2010年、人々は行動を起こしました。各国政府、自然保護関係者、国立公園レンジャー、地域コミュニティ、皆が一緒になって野生のトラを取り戻すために…以来、
ブータンのロイヤル・マナス国立公園では、トラの生息数が倍増! 
ユージン・ツェリン:ジョモツァンカ野生動物保護区
「私にとってトラはエコシステムそのものです。私の夢はトラと地域コミュニティが協調の中で暮らしていくこと。いままでがそうであったように」

ネパールでは、ほぼ倍増!
サビタ・マラ(野生動物学者、シニアマネージャー):WWFネパール
「今、担当している仕事は大好きです。私は野生のトラを追っていますが、過去10年で、生息数はほぼ倍増しました。保護は正しい方向に進んでいます」
そしてインドでは、トラの数は2006年から倍増しました。
バラン:TAMS(地元コミュニティ組織)メンバー
「伝統的な知恵とコミュニティの活動を活かせば、自然保護は理想的な方向へ進んでいきます」
さらに中国北東部には、かつて生息地だった場所にトラの姿が戻りつつあります。
クゥイ・シー:ドニン森林局
「私たちは何の問題もなく、トラたちと共存しています」
 これはトラにとっても、人々にとってもグッドニュースです。トラが戻るということは、私たちすべての人間が生活の基盤としている、エコシステムが守られるということだからです。
 まだまだ多くのトラが、生命の危機の中で暮らしているのも事実です。でも、今、私たちが力を合わせれば、彼らの咆哮を呼び戻すことができます。
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