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世界ボノボの日(World Bonobo Day)2021に寄せて

21/2/2021

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コンゴ民主共和国(DRC)西部ボロボ郡のボノボとコミュニティ
ーMbou Mon Tour(MMT);地元NPOの挑戦

1週間前のバレンタインデーは、「世界ボノボの日」でもありました。
皆さんは、どんな1日を過ごされたでしょう?
UAPACAA国際保全パートナーズでは、コンゴ民主共和国(DRC)マイ・ンドンベ州のMbali(バリ)地区の人々と協働し、野生ボノボ西個体群の保護を支援しています。そのバリ地区の人々が立ち上げた、地元NPO法人Mbou MonTour(ボー・モン・トゥール)が年明けにウェブサイトを改修し、彼らの行うボノボの保護活動と自然保護活動の意義を、熱く語ったビデオクリップがアップされました。日本語字幕がついていますので、YouTube設定で選択してぜひご活用ください!(実はこれを入れるのに苦労しました…汗)

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ビデオ自体は、2019年7月末に公開されていましたが、コロナ禍の中でも変わらぬ新鮮さで迫ってきます。アフリカ中部では植民地時代の落とし子として、地域住民を排除した保護区(国立公園)を設置して野生動物を護る政策が取られ、長いあいだ大きな確執を生みました。東部アフリカや南部アフリカのように、保護区が観光資源として利益を生み出すにも課題が多く、多くの地域は今でも苦労を重ねています。

岡安が長く関わってきて思うのは、このアフリカの人々の苦労は自然の豊かな国土で暮らす、日本人には身近なものだということです。日本では海でも山でも、野生動物と人間が隣り合って暮らしてきており、人を排除した自然保護は成り立ちません。加えて最近の「絶滅危惧種」の激増は、自給自足の人々を追い詰めていないか? 昨年のクリスマスに出版された『絶滅危惧種を喰らう』(共著)の中では、そんな視点に立って、コロナの中、自然保護の流れを考えてみました。UAPACAA本棚で、期間限定絶賛発売中です!

ビデオの中でも語られていますが、そんな中でMbali地区がすごいのは、1990年代から地域の人たちが自ら声を上げ、試行錯誤しながらも、実績を積み上げていることです。UAPACAA国際保全パートナーズでも、ボノボだけ、人だけ、に偏らない支援を続けたいと考えています。

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今日は世界ボノボの日(World Bonobo Day)❣️

14/2/2021

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バレンタインデーの日曜日の朝、いかがお過ごしですか?
昨晩遅くの福島県沖を震源とする地震は、UAPACAAパートナーズの事務所がある葉山町でも長く揺れて、怖い思いをしました。東北の友人たちは無事で胸を撫で下ろしたのですが、運悪く被害に遭われてしまった皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
まだ1週間程度は、大きな地震の可能性が高いとのことですので、くれぐれも用心してまいりましょう。

さて、今日2月14日はバレンタインデーですが、またの名を「世界ボノボの日」とも言います。これは、ボノボの社会生活がさまざまな性行動と結びついたコミュニケーションで成り立っているところにちなんで、愛を語る記念日バレンタインデーをそのメモリアルの日に、というアメリカで始まった運動が元になっています。

UAPACAAパートナーズでは、コンゴ民主共和国の限られた地域に生息するボノボの中でも、2006年に”再発見”された西の個体群の保護活動を展開しています。今日はそのサバンナに暮らす、珍しいバリ(Mbali)地区のボノボたちのビデオクリップをご覧ください。UAPACAAパートナーズの「活動内容」のページのヘッダーで、実はご紹介済みなのですが、こちらの動画では甲高い鳥の鳴き声のような、ボノボの声をお聞きいただくことができます。
UAPACAAパートナーズでは現在、バリ地区のコミュニティの公衆衛生確保にも貢献し、新型コロナウィルスのボノボの感染を防ぐ可能性を秘めた、アフリカ生薬事典の編纂のためにクラウドファンディングに挑戦中です。皆さまのご支援を心よりお待ちしています!!
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20世紀になってから発見された、最後の類人猿

15/6/2018

 
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 ボノボは、DRCにしかいない固有の類人猿です。チンパンジーとよく似た風貌を持ち、ジャングルの奥深くに暮らしているために、長い間、異なる種であることがわかりませんでした。19世紀には、ヨーロッパに運ばれたボノボの標本などもあったようですが、普通のチンパンジーのこともよくわかっていなかった時代、新しい種として記録が残ることはありませんでした。
 そんなボノボが、違う種として初めて記載されたのは、1929年、まだDRCがベルギーの植民地だった時代のことです。やがてボノボは、DRCの中を大きく湾曲して流れるコンゴ河と、東から西へ国を横断する支流カサイ河に挟まれた、アフリカ熱帯雨林の心臓部だけに生息していることも判明しました。20世紀に入ってから、このような大型の“新種”が発見されることは稀で、最後の類人猿とも呼ばれています。しかしその後も、コンゴ盆地の深い密林の奥に暮らす彼らの生態は、ほとんど知られないまま1960年の独立を迎えました。
 そして1970年代になり、DRC(その当時はザイール共和国)がコンゴ動乱から落ち着きを取り戻すと、この最後の類人猿を求めて、各国から調査隊が訪れるようになります。その一つが日本のアフリカ類人猿調査隊で、人類発祥の地といわれるアフリカの国々で、「野生類人猿の社会から人類社会の進化をたどる」という、壮大な研究テーマを掲げていました。​
 初期の観察からは、ホカホカやシリツケといった、独特のセクシュアルな行動を持つこと、メスが優位な社会であることなど、見た目が似ているチンパンジーとは、まったく違う社会の様子が次々報告されていきました。似たような種でもこんなに異なる社会を持つのだから、その背景を探れば、人間社会の成り立ちを識るヒントが得られるに違いないと、注目を集めます。
 こうして、未知の類人猿ボノボの生態や社会は、徐々に明らかにされたのでした。

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