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ブログをご覧いただきありがとうございます。UAPACAAパートナーズ・ボランティアの田代です。 前回に続いて、ロベケ・インターンで見られたゴリラの特集です。今回は、国立公園でも珍しいパンダヌス(Pandanus)という果物を食べているゴリラをご紹介します。 まずは、写真1と2をご覧ください。 写真1では、パンダヌスが密生している場所を示しています。実は、この撮影場所から右側に目を向けると、前回紹介したプチ・サバンナと呼ばれる湿地帯(バイ)が広がっています。地面付近が少し暗がりになるほどパンダヌスが密集している様子は、まさに「ジャングル」という言葉からイメージされる風景かと思います(私だけでしょうか(笑))。 ここにゴリラのグループがやってきたということで、少しズームして撮影したものが写真2です。右端には、樹上に実ったパンダヌスが観察されると思います。また、少し見づらいですが、中央にはちょうどパンダヌスを食べているゴリラが見えます。パンダヌスが実をつけることや、それをゴリラが食べているシーンはほぼ観察できない貴重な出来事であるとのことで、初めて野生ゴリラを見た時と同じくらいの興奮を覚えました。 パンダヌスを食べるゴリラは皆、一心不乱にかじりついていました。その中でも、より食い意地の張っていたゴリラを紹介します(動画1、2)。 動画1:巨大なパンダヌスを食べるゴリラ 動画1のゴリラは、まだ子供だと予想される体格をしていました。ですが、食べているパンダヌスのサイズは最大でした(笑)。顔のサイズの2倍くらいありそうなパンダヌスに食らいついており、育ち盛りなのかなと思えるほどの勢いでした。 動画2:パンダヌスに夢中なゴリラ 動画2のゴリラは、おそらく妊娠しているメスで、お腹がポッコリしていました。食べる勢いは勿論ですが、目の前のパンダヌスに対して夢中であることが観察していてよく分かりました。実はこのゴリラと私の距離は10mもないほど至近距離でした。それにも関わらず、写真のパンダヌスを食べ切るまで、全く私には気付いていませんでした(笑)。 いかがでしたか?日本ではまず見られない果物と、その食事シーンをお届けできたかと思います。
次回は、撮影する我々に気付いたゴリラたちの、ユニークな反応を紹介したいと思います!
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こんにちは。ボランティアの金子です。 カメルーン、ロベケ国立公園でのフィールドリサーチから帰国して早2か月が経ちました。 前回までは動物語りの記事でしたが、実際に現地を訪れてみて、今回からは数回にかけて現地での体験をお話しできたらと考えています。 2025年7月26日から8月30日、思い返せばたくさん歩いた旅だったなと思います。 その中でも印象深い”歩くこと”にまつわる体験を今回は一つ。 東京成田から出発しカメルーンのヤウンデ空港に到着した私たちはそこから都心に向かい、 更に都心から車で8時間と12時間、丸二日の車移動を経てロべケ国立公園に到着します。 何日もかかっているとはいえ、うっそうとしたジャングルと道路以外は何もないような場所を車に揺られながら「日本を出たあの日からたった数日でとんでもない所に来てしまったな...」と景色を眺めていると、何もない道路をてくてくと歩く現地の人々と何回もすれ違いました。 村間の移動をしているのでしょうか、現地の人はなんともない顔をしてただ道をずっと歩いていきます。 その様子は普段せわしなく時間の過ぎる日本という国から来訪し、とてつもない距離をすごいスピードで移動している異国人の私とはあまりに対照的で、現地に住む人々の”生きるリズム”を目の当たりにした体験でした。 歩くという行為は、私たちの生活の中であまりに基本的な行為です。歩くテンポはひとりひとりが自らもつリズムであり、同時に生き物すべてが共通して持つリズムでもあります。 あっという間にすぎる車窓からの景色を眺めながら、遠くはなれた知らない土地を探検するのも良いけれど、今すれ違った村人のように、様々な移動手段が発展したこの時代に自分の身近な場所を自分のリズムで捉えることも、とても意味のある行為であり、生きるということそのものなんだなと思いました。 現地の人々がその土地で生きているさまは、あまりに新鮮で、私がアフリカに惹かれる所以のようなものを感じました。 またすぐに、行きたくなるのだろうなと思います。 今回は歩くをテーマにしましたが、今後もこのような”現地で感じたことこと”をリアルに書いていけたらなと思います。引き続き徒然草をお楽しみください。 ブログをご覧いただきありがとうございます。UAPACAAパートナーズ・ボランティアの田代です。 世界ゴリラの日前夜祭のLIVE中継にご参加いただいた方はご存知かもしれませんが、私は7月末〜10月初めまでの約2ヶ月間、UAPACAAが支援しているロベケ国立公園をインターンとして訪問していました。この徒然草では数回に分けて、インターン期間に得た沢山の貴重な経験を皆様に共有し、現地の自然、動物たちの魅力をお届けしたいと思います。 記念すべき第1回目のタイトルは、「野生ゴリラとの初めての邂逅」です。そもそも、今回インターンを志願した経緯として、野生ゴリラを生で見たいという思いがありました。単純な理由ですが、子供の頃からゴリラが好きだからです。 幸いなことに、インターン期間では沢山のゴリラを観察し、映像に収めることができました。今回は、ロベケ国立公園に複数存在する湿地帯(バイ)の内、プチ・サバンナから彼らの様子をお届けしたいと思います。 1枚目は、単独で現れたシルバーバック(大人のオスゴリラ)です(図1)。朝7時ごろに観察され、滞在中はゴリラの好物であるカヤツリグサを食べ続けていました。実はこの個体は、2024年にも同じ場所で観察されており、4月のクラウドファンディングでも紹介しました(図2)。ゴリラの個体識別には鼻紋などが利用されますが、この個体は下唇の少し垂れている感じが特徴的ですね。 私にとって初めての野生ゴリラとの出会いが、この日でした。プチ・サバンナに到着し、「ゴリラがいるぞ」と教えてもらい観察できた時には、興奮を何とか抑え、写真や動画の撮影に必死でした。その日の夜、就寝前にゴリラの写真を見返していましたが、不意に涙ぐんでしまいました(笑)。この時、本当にゴリラに会えて良かったなと、心から思えました。 その後も、単独のシルバーバックを何頭か見ることができました(図3、図4)。図3のゴリラもカヤツリグサを食べているシーンです。時折、写真のようにカヤツリグサを咥えている瞬間を撮影できました。大きい体を持つシルバーバックが細い草本を咥えている様子は、サイズ感のギャップに可愛らしさを感じ、私の中でお気に入りの写真の一つです。 図4のゴリラも手に取ったカヤツリグサを、口をすぼめながら食べています。豪快に食べる様子を勝手に想像していたので、良い意味で期待を裏切られました(笑)。 さらに、グループでゴリラが出てくるシーンもありました(図5、図6)。図5では、グループを構成する7頭すべてを一望することができます。中心にシルバーバックが佇んでいる姿は、まさに一家の大黒柱という雰囲気を感じました。図6には、13頭のゴリラグループの一部が写っています。引きの写真で見づらいかもしれませんが、右端に子供のゴリラがお母さんゴリラの背中に乗っている姿を確認できると思います。グループの次世代が元気よく過ごしている姿は、国立公園としては一つ安心できる材料だと思います。 いかがでしたでしょうか?ゴリラだけに絞りましたが、楽しんでいただけたら幸いです。
今回は、バイで見られたゴリラに絞りましたが、次回は異なる場所で見られたゴリラについて紹介したいと思います(私がゴリラ好きであるため、ゴリラの特集が続きます(笑))。頻繁に見られるシーンではないので、楽しみにしてもらえたらと思います。
当初、コロナのパンデミックが引き起こした懸念は2つ。1つは致死的感染症による人的被害の拡大と野生動物への影響、そして2つ目は国境封鎖などによる、経済活動の停滞でした。 カメルーンやコンゴ民主共和国などアフリカ中部の国々では、幸い人的被害も野生動物への影響もほとんどなかったのですが、2つ目の経済の停滞は都市部から離れた地域に、大きな爪痕を残しました。ロベケ国立公園も、2022年までの2年間は訪問客がたった6人に留まり、エコツアーの復興は大きな課題となってしまいました。昨年までの客足の戻りも、ヨーロッパから東や南アフリカへの、怒涛のバカンスラッシュに比べ遅々たるものです。 そこでUAPACAAパートナーズとしても、国立公園と地域コミュニティをバックアップすべく、日本でロベケ・エコツアーをプロモーションしていくことになりました。国立公園当局が募集・受入するツアーで、岡安が通訳として同行可能な日程は、現在のところ以下を予定しています。ご興味が湧いた方、中身をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ申込フォームから1度、お問い合わせください!
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