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28/5/2019

ウアパカ1周年記念!ロベケにランクル支援

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UAPACAA国際保全パートナーズもようやく1歳。
独り立ちに向け、新たな挑戦をはじめました。

 20年ぶりにアフリカの大地に暮らすため、降り立ったカメルーンの玄関口、ンシマレン空港。2018年7月23日の昼下がりは、猛暑の東京に比べ肌寒く感じる気温だった。
 そのすこし前の6月15日は、年明けから準備を進めていた、世界の自然保護のためのN P O法人「UAPACAA国際保全パートナーズ」が、無事に承認を受けた設立記念日。WWF(世界自然保護基金)ジャパン時代の元同僚や大学の先輩後輩たちの力添えを得て、船出に漕ぎつけることができた。
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Ready forでキャンペーン開始 ↑↑ Click!
とは言え、アフリカも中部の発展途上国から日本のNPO運営というのは、想像以上に”想定外”が相次ぎ悪戦苦闘が続いた。せっかくカメルーンの現地にいるのだから、「リアルタイムの生情報をお届け!」を狙ったつもりが、まずヤウンデのネットワーク・セキュリティが弱くて、出発前に立ち上げかけていたホームページが開けない!! 街中を訪ね歩き、業者さんの執念で小型パラボラの衛星WiFiを見つけ、アパートに導入するまで3カ月がかり...。そのWiFiも、今度は雨季に入ったら、雨と雷で停電はするは雲に隠れて衛星に接続できないは、で、冷や汗かきかきのホームページ作りに、いままでかかってしまった。
 そんな遅々たる歩みの1年目ではあったが、優秀なスタッフに恵まれご縁もあって、ウアパカ設立1周年となるこの6月に、クラウドファンディングをReady forさんと企画することになった! まずはおひざ元、​カメルーンの連携プロジェクト、ロベケ国立公園のランクル購入に向けた400万円。期間1カ月と、超短期決戦となったこのキャンペーン、皆さまの温かいお志をぜひお寄せください!! (N.O.)

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20/5/2019

バカの踊り

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​ 私たちのプロジェクト対象地域、カメルーン東南部の熱帯雨林に住む狩猟採集民バカは、ピグミーという総称で呼ばれている人々だ。アフリカ中部にはコンゴ盆地を中心に8つほどのピグミーが散在し、多くの共通点を持つ。その中でも普遍的に見られるのが、特徴的な歌と踊りの儀式「べ」である。バカたちも他のピグミーと同じように「森の精霊」が登場する儀式を夜な夜な行なっている。

 夜、人々は集落の広場に集まり、歌とダンスを楽しむ。この「べ」と呼ばれる集いには、10の精霊が登場し、それぞれキャラクターを持っている。精霊に扮した男性たちは、役に応じて体を痙攣(けいれん)させるように絶えず動く。踊り手はアドリブで森の中へ入ったり、戻ってきたり色々な舞台を演じる。もう一つ、ベに欠かせないのが女性の歌い手だ。彼女たちは裏声を使ったり、様々な音を出したりして、多声音声(ポリフォニー)を奏でる。
 観客はより質の高いパフォーマンスを期待して歓声をより大きくあげ、歌い手も盛り上げようと一心に歌う。そしてダンサーはそれに応えて更に激しく熱心に踊る。このようにお互い刺激し合いながら作り上げている儀式なのだ。ダンサーと歌手と森の音が混ざり合って一つになる迫力のショーを是非この目で観てみたい。(Y.K.)
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10/5/2019

日本は象牙大国!?

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​ 2000年代の初めから世界的に密猟が急増し、中でも象牙の人気は衰えることなく、今日も密輸品市場の中心となっている。象牙は、日本政府も批准しているワシントン条約(CITES;絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)によって、外国への持ち出し、持ち込みが禁止されている。ところがワシントン条約事務局によると、2011年〜2016年に日本から持ち出され、押収された象牙は2,4tもあった(WWFジャパン・トラフィックの報告書より)。そのほとんどが中国向けの密輸で、日本に持ち込まれた象牙は43kgというから、国内は大きな違法象牙の市場とはなっていないようだ。

 しかし、野生のゾウがいるわけでもない日本の、どこにそれほどの象牙があるのだろう。日本もアジアの文化圏の一員で、古くは奈良・平安時代から、象牙を富の象徴として珍重してきた。実は日本には、そんな伝統の結果として、大量の象牙備蓄がある。おそらく、ワシントン条約ができる前、象牙の価格が高騰する前に各地で購入し、家庭で保存していたものが、現在買い取られ流通しはじめてている。

 塵も積もれば…というのはこのことで、普段はほとんど見かけず、見ても気づかないくらい小さく控えめな象牙や象牙製品、各家庭にあるわずかな量を集めて2,4tにもなるとは、驚きだ。日本では今の象牙の価値が一般に知られていないだけで、違法だと知りながら、外国人をターゲットにした象牙製品のお土産販売や、象牙ツアーなるものを開催している人も、実は少なくない。(Y.K.)
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5/5/2019

森のスウィーツ

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蜜の入った巣の断片

 私たちのプロジェクト対象地域、カメルーン東南部には、狩猟採集民バカ・ピグミーが広範囲にわたって住んでいる。彼らはとにかく甘いものには目がない。しかし主な生活圏となっている森では、砂糖やお菓子は大変貴重で、森を抜けたところにある村でも高級品だ。ところが、バカたちは森でしか採れないスウィーツを知っている。それは蜂蜜。私たちはその蜂蜜取りに同行してきた。蜂蜜といっても、花や蜂の種類によって、色、味、香り、粘りが全く違う。
 今回は、子供達と一緒に針なし蜂の巣(ダンドゥー)を取りに行く。あらかじめ印をつけておいた巣のあるポイントに着くと、男も女も関係なく、それぞれ蜂の巣を入れるバスケットを作ったり、木に登ったり、使えそうなものを探してきたり、おしゃべりしたり、じゃれて遊びながらテキパキ動く。手際よく木の上の巣を切り落とし、15分程度であっという間に大量の巣を運んできた。樹皮のような茶色く分厚いセルを剥がすと蜜が流れ出し、それを無駄にしないように急いですする。量にすると2ℓのペットボトル一本くらいだろうか。日本にはない、ぶどう風味のサラサラとした甘さ控えめの蜜で、バカたちは飲み物のようにゴクゴク飲んでいた。こうして私たちはたまの贅沢を味わった。(Y.K.)
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1/5/2019

「センザンコウ」って知ってる?

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カメルーンでは保護動物
「なんだこの生き物は!?」
 目がクリッとしていて全身が鱗に覆われている、それでも哺乳類の仲間のこの生き物は、センザンコウである。アフリカとアジアに広く分布し、アフリカでは食肉として、中国では漢方薬や媚薬の原料として、長年重宝されてきた。そんなセンザンコウも、今やIUCN(国際自然連合)のレッドリストに登録され、「世界で最も非合法に取引されている哺乳類」と呼ばれている。2000年代に入って世界全体で野生動物ビジネスの人気が上昇するとともに、センザンコウの需要も増え、価格は1972年に比べ6倍に跳ね上がった。結果、ジャングルの狩人から世界を股に掛ける商人まで、多くの人々がこの実入りの良い仕事にシフトするようになった。センザンコウの乱獲を食い止めるためには、政府レベル、またはそれ以上の保護政策が必要になっている。
  しかしながら、センザンコウはアフリカでは伝統食材として親しまれ、その捕獲は文化の一つであり、猟を全面的に禁止することに対して、国民の納得を得るのが難しい状況だ。さらに、取り締まる側が賄賂などを受け取り、密輸を黙認するという問題もしばしば起こり、政府関係者の腐敗もまた課題なのである...。(Y.K.)
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25/4/2019

ゾウを救え!国際社会の挑戦②

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​ 2014年に開催されたロンドン会議を受けて、その後も2回、IWT対策を検討する会議が行われた。2015年、ボツワナ会議ではロンドン宣言(London Declaration on the Illegal Wildlife Trade)の再確認と、マネーロンダリングの問題が取り上げられた。2016年にはベトナムで会議が開かれ、同じく宣言のおさらいと、違法市場の縮小などに焦点が当てられた。ゾウの違法取引撲滅に長年取り組んできたボツワナと、アジアで密輸品の大きな市場となっているベトナムで、自発的に会議が開かれたことは、参加国が努めて違法取引問題解決に取り組んでいる証左であろう。その他、アメリカ、中国、香港、台湾も、国内の象牙取引禁止の方向に動き出した。
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 そして昨年10月、再びロンドンに、IWT対策会議は戻ってきた。今回は50カ国以上の代表、その他政府関係者も含めると70カ国以上が集まる、さらに大規模なものとなった。過去3回の会議の要点を盛り込んだ、新たな宣言が採択されたが、実はこの4年間でいまだ目ぼしい成果は見られず、野生生物の減少スピードを食い止めきれていないのが現状だ。

 密猟というアンダーグラウンドで行われる犯罪、野生生物という一見遠い存在、このような数値化が難しい問題が、4年間の努力を見え辛くしているのかもしれない。(Y.K.)
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20/4/2019

ゾウを救え!国際社会の挑戦①

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 2014年、イギリス王室も呼びかけに加わり、IWT(Illegal Wildlife Trade; 野生動物の違法取引)対策に関する世界最大規模の会議が、ロンドンで開かれた。その前から各国政府による対策が試みられてはいたが、今回のように46カ国の代表とその他国際機関が集まる会議は、IWT問題にとって大きな分岐点となった。
 
 そもそも、なぜロンドン会議が開かれたかというと、従来の個別の保護策では野生動物の減少スピードを食い止められる、希望がほとんどなくなっているせいだ。できるだけ多くの国の代表に現状を知ってもらい、イニシアティブを取ってもらう必要がある。第二次世界大戦後、アフリカで巻き起こった野生動物の乱獲。1970年ごろからの自然保護ブームでいったん下火になったと思いきや、2000年代に入ると再燃し、アフリカでは実に、万の単位でゾウが犠牲になっている。その象牙はアジアへと、何千キロも違法に旅をする。
 
 この会議ではロンドン宣言が採択され、4つのアクションに焦点を当てているが、中でも注目は法整備だ。野生動物が多く生息するアジア・アフリカの国々では、しばしば野生動物管理に付随する法体系が確立していない。そのため、密猟をしても罪に問われなかったり、取り締まりの基準が緩いし、賄賂を初め国家公務員の汚職が横行して、ゾウが大量に密猟される結果になっている。だからこそ、原産国、消費国双方で統制のとれた法体制を確立し、IWTを締め出すことが必要なのだ。

 もう一つ、地域住民のことも忘れてはならない。彼らは野生動物の一番近くに住んでいる人々だ。彼らと協力し、自然資源に頼り過ぎない持続的な発展を支えることで、住民の密猟への加担を止められるようになれば、ゾウたちの生き残りにも道が開けるだろう。
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    著者

    UAPACAA Communication Y.K. N.O. & S.K.

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