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6/6/2019

ゾウが森から消える前に

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 私たちの活動現場ロベケ国立公園が位置するカメルーン東南部には、熱帯雨林が広がり多種多様な動植物が生息している。その中で近年急速に減少しているのがマルミミゾウだ。
マルミミゾウは陸上動物の中で一番大きいアフリカゾウの仲間だが、サバンナのゾウに比べ森の中に棲むマルミミゾウは小柄なのが特徴。その名の通り丸みを帯びた耳と、尖ってまっすぐ下に伸びた象牙を持つ。1日の大半を葉や草、果物を食べるのに費やし、丸ごと食べられた植物の種子はゾウのフンを通して新たな土地に繁茂する。このような動物種はアンブレラスピージーズと呼ばれ、森の多様性維持に欠かせない。
 
 ところが、21世紀以降の世界的な密猟の波はロベケ国立公園まで及ぶようになり、公園内の人目につかない鬱蒼としたジャングルで急増した。野生動物の密猟対策が強化されたため、中央政府からより遠いパトロールの難しい地域のマルミミゾウは、格好のターゲットになってしまったようだ。2002年〜2013年の間に、ロベケ国立公園にいる約半数の個体が失われたというレポートが出ている。
 
 そんな中、2014年に野生生物の違法取引(IWT)に関する会議では過去最大規模の会合が、ロンドンで開かれた。今回の会議が行われた経緯は、激化する密猟のスピードに太刀打ち出来なくなったことに加え、密猟の蔓延による治安悪化、貧困問題、森林・生態系破壊、自然資源の減少という、私たちの生活と複雑に連関し、影響を与え得る可能性について世界各国が向き合っていく流れになったからだ。その後、ゾウの生息国は野生生物の取引を規制強化したり、国立公園のパトロールを実施しているが、莫大な面積の公園、人手不足、資金不足、法的拘束力の欠如がネックになって、実効性のある対策がなかなか打てない。
 
 だからこそ、7年来、活動に携わってきたロベケ国立公園で、私たちが地道に支援を続けていくことが、これからも必要になっていく。
 
 皆様の暖かい支援を心よりお待ちしております! (Y.K)
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